Amazon FBAで販売をするにあたって、各種手数料の事前確認は重要です。
商品カテゴリによって異なる手数料率から算出される販売手数料と、商品の3辺サイズにより算出される配送料を確認しないと、販売したはいいものの利益が出るのかどうかが分かりません。
アマゾンFBA料金シミュレーターのアクセス先は2つある
FBA料金シミュレーターはアマゾンセラーセントラル内で提供されているサービスですので、セラーセントラルのヘルプなどから検索しアクセスするのが基本です。検索サイトから調べると、場合によっては詐欺サイトなどに誘導される恐れもありますので留意が必要です。
ところでGoogleで「FBA料金シミュレーター」で検索すると、以下のようにドメインの異なる2つの検索結果が表示されるのはご存知でしょうか。
これはアマゾンジャパンのセラーセントラルのログイン先ドメインが2つあることによるものです。
どちらかが詐欺サイトなどという訳ではありません。どちらも正規サイトです。
- sellercentral.amazon.co.jp
- sellercentral-japan.amazon.com
どちらのドメインのFBA料金シミュレーターを使っても手数料計算には違いがありませんが、セラーセントラルにログインしていない場合、ゲスト利用できるかどうかの違いがあります。
[ sellercentral.amazon.co.jp ]のドメインの場合:ゲスト利用が出来ます
[ sellercentral-japan.amazon.com ]のドメインの場合:ゲスト利用が出来ず、セラーセントラルへのログインを求められます
あと、重要ではありませんが、
「FBA料金シミュレーター」が正しいです
「FBA料金シュミレーター」ではありません(笑)
でも、googleで「fba 料金」で検索するとキーワードサジェストのトップに「 fba 料金 シュミレーター」と出るんですよね。
「FBA料金シュミレーター」でも、googleの検索結果はきちんと公式サイトに誘導されます。
ただ、あくまでもセラーセントラル内のヘルプ・検索から料金シミュレーターにアクセスするのが基本です。油断すると詐欺サイトなどに誘導される恐れもありますので。
ゲスト利用の場合は税込計算が表示されない
セラーセントラルにログインした状態で FBA料金シミュレーターを使うと「税込計算」列が表示されるので、より正確な利益計算ができます。
ゲスト利用の場合は、「税込計算」列が表示されません。
FBA小型軽量商品プログラムに該当する価格以下にした場合
同じASINの場合でも、FBA小型軽量商品プログラムに該当する価格以下を「商品価格」に入力すると、「小型軽量計算」の列が表示されます。
※ゲスト利用の場合は「小型軽量計算」列は表示されません。
ただし判別しているのは商品価格のみで、商品サイズがFBA小型軽量商品プログラムに該当しているかどうかは判別していないので注意が必要です(2021年8月現在)
※下の例では、「箱の寸法」がFBA小型軽量商品プログラムの対象外のサイズですが、商品価格にFBA小型軽量商品プログラム対象内の価格を入力して計算すると、「小型軽量計算」列が表示されます。
Chrome拡張機能を使う場合は消費税などに留意
正確な手数料計算は FBA料金シミュレーターが必要ですが、仕入れリサーチ等で手早く・数多く調べる場合は有料・無料の各種ツール、アプリの利用が便利です。
パソコンで使うのであれば、Chromeの拡張機能がアプリストアでもいろいろあります。
拡張機能などで手数料計算する場合、計算結果に消費税が含まれていない場合がありますので、実際の手数料額とは微妙に違いが出てきます。
利用ユーザー数も多い下の拡張機能をインストールして比べてみます。
同じ商品でFBA料金シミュレーターと拡張機能での計算結果の違いを見てみます。
まずは「FBA料金シミュレーター」の結果
つづけて下が拡張機能での手数料計算結果です。
「販売手数料」の箇所が税抜き価格で計算され、最下段にある利益額の計算結果がFBA料金シミュレーターの「税抜き価格」列の数字と同じになっているのが分かります。
ツールを使う場合は、FBA料金シミュレーターと比べてどの部分に差が出ているのか事前に確かめた上での利用が必要かと思います。
特に利益額の小さい商品を扱う場合は、消費税の有無で利益率に大きな差が出てきますので留意が必要です。