アマゾンFBAで販売する際に、商品カテゴリ等によって納品先倉庫が分けられています。
通常アマゾンFBAで相乗り出品する際には、商品のサイズ・カテゴリ・危険物・要期限管理商品などをあらかじめ把握して、納品先倉庫がどこになるのか、事前にある程度意識しながら仕入れするかと思います。
納品するにも配送費用がかかるので、利益が数百円しかない商品数個だけを、千円近くもかけて納品したのでは赤字になり全く割に合いません。
ですので仕入れた商品の納品先がどこになるかを意識しながら、できるだけまとめて一か所に納品することを考えるかと思います。
ただ実際に納品プランを作成すると、仕入れた商品の一部だけが、予期していなかったファッション用の倉庫に分けられたりすることがあります。
1個か2個だけ納品先が分けられてしまい、割高な運賃を支払う羽目になったことが何度も・・
事前に商品カテゴリ(ブラウズノード)を確認して仕入れたのに何故?ということがあります。
これを未然に防ぐため、自分なりにチェックしていることがあるので参考に記事にしてみました。
商品カテゴリによるアマゾンFBA納品先倉庫について
アマゾンFBAで販売されている方には言わずもがなですが、アマゾンFBAの「配送・経路指定要件」のヘルプページにある、商品区分による納品先倉庫の表を確認してみます。
この表に記載されている商品区分の文言からは、アマゾンFBAでは「ファッション」か「ファッション以外」で納品先を大きく意識しているのだなと感じます。
アマゾンFBA 商品カテゴリによる納品先倉庫
引用:アマゾンFBA 配送・経路指定要件
これ以外にも以下のような商品については、納品先倉庫が分けられたりします。
- 食品などの要期限管理商品
- チョコレートなどの温度管理が必要な商品
- ジュエリー、シューズ&バッグ、腕時計カテゴリー
納品先がファッション用倉庫になるか分かりにくい商品例
ある程度アマゾンFBA販売を続けていると、仕入れた商品がどのカテゴリなのか、どの納品先になるか大きく外すことは無くなってくるかと思います。
ただ私の場合特に、通常ファッション用の倉庫に納品先を割り当てられる「シューズ&バッグ」系のカテゴリについては、予想に反した納品プランの作成がされることが多いように感じています。
事前にブラウズノード上では「ファッション」用倉庫に納品されるだろうと確認して仕入れたにも関わらず、納品プランを作成すると、何故か「ファッション以外」のFBA倉庫に納品先が指定されてしまうなどがポツポツあります。この逆パターンもしかり。
例えばこんな商品です。
ファッション用倉庫が納品先でない商品
下の商品は、とある布製ケースです。
写真にあるとおり、商品ページのブラウズノードでは「シューズ・バッグ>バッグ・スーツケース」とあり、通常であればファッション用倉庫に納品されると判断しています。
ただこの商品は実際に納品プランを作成すると、ファッション以外の倉庫に割り当てられてしまいます。
ファッション用倉庫に納品割り当てされる類似商品
上と似たような商品で商品ページのブラウズノードは 同じく「シューズ・バッグ>バッグ・スーツケース 」となっている下の商品ですが、
こちらは納品プランを作成すると、予想通りファッション用倉庫に割り当てられます。
ファッション用倉庫に納品が割り当てされるかの判別
上のように、商品ページ上でブラウズノードが 「シューズ・バッグ > バッグ・スーツケース 」まで同じなのに何故か納品先倉庫が「ファッション」と「ファッション以外」用に分かれてしまう場合があります。
納品プランを作成して確かめてから仕入れをすれば確実ですが、やはり商品登録をしてから納品プランを作成して・・・など時間と手間が余計にかかります。
できるだけ手間をかけずに、簡易に判別できる方法は無いか・・・
そこで商品ページをよく比べると、同じブラウズノードにあるにもかかわらず、商品ページの上部に「Amazon Fashion」の表示の有無があることに気が付きました(下の例はPCで見た場合の差です)
またこれらの商品で納品プランを作成すると以下のようになることが分かりました。
- 「Amazon Fashion」の表示がある商品はファッション用倉庫に納品割り当て
- 「Amazon Fashion」の表示が無い商品はファッション以外の倉庫に納品割り当て
ファッション用倉庫に納品される商品
ファッション以外倉庫に納品される商品
これであれば、商品画面上部を確認すれば簡易に判別できます。
私だけの経験となりますが、今の所、この判別をしておくとファッション/ファッション以外の納品先の予想が外れることは無くなっています。
例では「シューズ・バッグ」カテゴリのサンプルとなりますが、これ以外にもファッションとファッション以外の納品先の境界に迷うカテゴリがあった場合でも、上記の判別方法は当てはまるのではないかと思います。
商品ページのレイアウト変更などで、いづれこの判別が役に立たなくなる可能性も大ですが、しばらくは使えるものと・・・
余談:keepaグラフを見ていて気が付いたこと
ブラウズノードがほぼ同じなのに、何故納品先倉庫が違ってしまうのか、keepaで売上ランキングの過去履歴を見ていて気になった箇所がありました。
下の2つのkeepaのランキンググラフは、上で参考例として出したブラウズノードが「シューズ・バッグ > バッグ・スーツケース 」が共通なのに、ファッション用とファッション以外の倉庫に割り当てられる2商品のkeepaランキンググラフです。
ファッション用倉庫に納品割り当てされる商品の売上ランキング推移グラフ
ファッション以外の倉庫に納品割り当てされる商品の売上ランキング推移グラフ
両方とも「シューズ・バッグ」での売上ランキング推移が記録されていますが、ファッション以外の倉庫に納品割り当てされる商品にだけ、途中一部の期間で全く別のトップカテゴリ「おもちゃ」で売上ランキングが記録された形跡がありました。
その後は元の「シューズ・バッグ」カテゴリに売上ランキングが戻っていますが、何らかの要因で複数のトップカテゴリに登録された形跡のある商品は、予想外の納品先に割り当てがあるのかもしれません。