Amazon FBAの納品前受注について
2021/8/19からAmazon FBAで「FBA納品前受注」が開始されたとのアナウンスがありました。
商品がフルフィルメントセンター(FBA倉庫)に未着、未受領の状態でも、FBA倉庫の受領日を予測して商品ページでは購入可能として表示してくれるサービスです。
アマゾンセラーのページでは以下のように記載されています。
・一時的に在庫切れの商品について、納品プラン作成後にFBA倉庫未受領でも商品を購入できる状態になる
アマゾンの解説では、対象となるFBA商品は「在庫切れ」のもので、納品プラン作成後に対象になる模様です。
ただ、普通に考えると追跡番号を入力して、ステータスを「発送済み」にするなどしないと入荷日の予測が出来ないと思われますので、納品プランを作成しただけでは実際のところ何もないと思われます。
FBA納品前受注対象商品を調べるには
どれがFBA納品前受注対象となっているのかを確認するには、在庫管理画面の「在庫あり」に数量がカウントされて、在庫タイプに新たなカテゴリで表示されるようです。
実際にこの表示が機能するのは2021年9月以降になりそうです。また「FBA在庫管理レポート」を見ても確認可能との記載がありました。
納品前受注機能の停止、再開について
ヘルプを読む限りは出品者によるFBA納品前受注の停止・再開は適宜可能のようですが、反映までに最大2~3日はかかるようです。
- 一時停止後、反映までに72時間(3日間)かかる
- 再開後、反映までに最大48時間(2日間)かかる
すぐに反映される訳でもなさそうなため、特にセールや年末商戦などの時期にはあらかじめ方針を決めて、数日前には機能をON/OFFしておいた方がよさそうです。
FBA納品前受注対象となる条件
納品プラン作成・発送したもの全てがFBA納品前受注の対象となることは無い模様です。
FBA納品前受注の対象となるための条件・確率を上げるためにはどうすればいいのか、いくつか記載があります。
・納品の過去の履歴や運送会社の正確さ、フルフィルメントセンターの保管状況など
・納品プランに登録された商品数が、常に納品されている場合、FBA納品前受注の対象商品になる可能性が高まる
条件としては、納品に利用する運送会社・FBA倉庫の状況・納品プランに登録した数が常に納品されているか(納品ミス発生の頻度)などになるのでしょうか?
FBA納品前受注対象になる確率を上げるために出品者側で出来ることは、パートナーキャリアプログラムを利用して納品し、かつ納品ミスを極力少なくするなどになると思われます。
■納品ミスを減らして作業スピードも倍速になるスキャン納品の解説記事です
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まとめ
今までは、「納品プラン作成後~フルフィルメントセンターへの輸送中」の間は在庫切れで販売出来なかった商品が、販売できるようになったと考えると、FBA出品に大きなメリットが追加されたと思います。
ただし、年末やセールなどの繁忙期には、一時的にフルフィルメントセンターへの納品にかなりの時間がかかる場合があるので、常にこのFBA納品前受注が機能するのを期待するのは難しいと思われます。