君と夏が、鉄塔の上
最近は本を読んでも実用書ばかりなので、たまには小説でもと探してみる。
プライムリーディングの無料対象書籍(2022年2月時点)を人気順で並び替えて、高評価の「君と夏が、鉄塔の上」を読んでみました。
鉄塔マニアの地味な伊達(だて)は中学3年生の夏休みをダラダラすごしていた。
しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月蒼唯(ほづきあおい)から「鉄塔のうえに男の子が座っている」と声をかけられる。
次の日から幽霊が見えると噂される比奈山(ひなやま)も巻き込み、鉄塔の上に座るという男の子の謎を解き明かそうとするのだが――。爽やかに描かれるひと夏の青春鉄塔小説!!
Amazon.co.jp 「君と夏が、鉄塔の上」紹介文から引用
紹介文にある「鉄塔マニア」の文言も気になっていました。
あとがきに書かれている著者の「鉄塔好き」が随所に込められており、「料理長型女鉄塔」などという、この本を読まなければ一生聞くこともなかったであろう鉄塔の知識も手に入りました(笑)
鉄塔に座る幽霊について少しづつ正体に近づいていく面白さと、ボーイミーツガールがうまく交差しており、ああジュブナイル小説!といい読了感でした。
著者は「本のサナギ賞」受賞者でYoutuber
本のサナギ賞
著者の「賽助(さいすけ)」さんは、書店員が選ぶ「本のサナギ賞」で、2014年に「はるなつふゆと七福神」で優秀賞を受賞されている方とのこと。
今回、著者の方の経歴を見て、初めて「本のサナギ賞」という賞を知りました。
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンが主催する。未発表の作品を現役の書店員が審査・投票し、世に出したい作品を選ぶ。2014年に創設された。本のサナギ賞という名称は、「本の虫」である書店員が、「本のサナギ」を見つけ、ベストセラーという「蝶」に育てて羽ばたかせたい、という思いから名づけられた。大賞受賞作品は、初版部数2万部で書籍化される。応募資格は、本が大好きな「本の虫」であることとされている。対象は、エンターテインメント小説で、ジャンルは不問。
「本のサナギ賞」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)
ゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔さん」
著者のもう一作の「今日もぼっちです。」の紹介文を見ると、「賽助(さいすけ)」さんはYoutuberでもあるとのことで、ゲーム実況グループ「三人称」の「鉄塔さん」としても活躍していると知りました。
こちらの本の表紙にも鉄塔が・・
ここまでつながりを見て「 君と夏が、鉄塔の上 」の鉄塔ウンチクが納得いった感じです。
YouTube登録者数45万人超(2020年9月10日現在)のゲーム実況グループ・三人称の「鉄塔さん」としても大人気。作家・賽助が綴るぼっちエピソードが満載! 少年期の切ない思い出、夢を追った学生時代、新しい出会い……。遅咲きのぼっちを自任する著者の過去を掘り起こせば、あちらこちらに「ぼっちの種」が。人付き合いは苦手でも、前に進める「ぼっちの生き方」がここにある!
Amazon.co.jp 「今日もぼっちです。」
紹介文から引用
つながりを追って、面白いことが見えてきました。
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