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プライスターのスキャン納品でAmazon FBA納品の高速化(その1)

プライスターのスキャン納品でAmazonFBA納品の高速化 アマゾンFBA販売

個人でネット物販をしているKANEKENです

ネット物販といえば、集客力のあるアマゾンを利用している方も多いと思います。特に私のように個人事業で小規模なネット物販をしている場合、Amazon FBA(フルフィルメント by Amazon)の活用は重要になります。

商品をアマゾンの物流倉庫に納品すれば、後は注文・決済・梱包・発送・カスタマーサービス・返品受付など、ネット販売で必要な作業のほとんどを外注できますので、これを利用しない手はありません。

副業でネット物販をしている方や小規模事業者だと、Amazon FBAの利用は外せない選択肢ではないでしょうか。私ももちろん利用しています。

Amazon FBA納品作業の省力化

FBAを利用すると販売運営に必要な残りの作業で、大きなウェイトを占めてくるのがFBA倉庫への納品作業となります。

納品作業自体は単純作業が多いですが、手間がかかるのが商品ラベルの印刷と貼り付け」および「納品プランの作成」になると思います。ここの省力化を考えるのであれば、最終的には外注化になってくると思います。

  • 納品外注業者を使う
  • ランサーズなどで個人で納品外注契約をする
  • アマゾンのラベル貼り付けサービスの利用(※納品プランは自分で作る必要あり)

ただ、外注するほど納品量が無い・経費を出来るだけかけたくない、もしくは納品外注を請け負っている個人の方など、様々な理由で商品ラベルの貼付および納品プランの作成を1人で黙々やっている方も数多いと思います。

過去納品外注をしたこともありますが、現在は1人でこなしています。

ラベルプリンターとバーコードリーダーを利用したスキャン納品

2019年3月までは、アマゾンセラーの管理ツール(セラーセントラル)でラベルプリンターとバーコードリーダーを利用した、商品ラベルの印字および納品プランの作成(スキャン納品)が出来たようですが、2019年3月以降は商品ラベルの印字機能だけが残りました。

※2021年10月30日追記:この商品ラベルの印字機能も2021年10月30日で廃止→2021年10月31日以降は「熱転写印刷」に変わるとのアナウンスありましたが、以前のスキャン納品と同等の機能は無いようです。

スキャンおよびラベル貼り付け

このスキャン納品が復活してくれないかと考えている方も多いはず(私もその一人でした)、ですがその気配はありません・・

ちなみにYoutubeのAmazonのチャネルには、失われたスキャン納品の動画が残っています。この機能が無くなったのが残念です・・

スキャン納品でFBA納品オペレーションを効率化 |Amazon出品大学(2016年)

※現在この機能はありません

プライスターを使ったスキャン納品(スピード納品)

2019年以降は、かつてAmazonが提供していた「スキャン納品」と同等な手段を探すと、アマゾン販売をサポートするツール「プライスター」を利用した方法があります。

個人レベルだと現時点でこれしか方法が無いのでは・・と思われます。これは大変有難いです。

プライスター公式の使い方ブログ記事内にラベルプリンターを利用した商品ラベル印刷方法に関しての説明があります。

このブログ記事の最後の方にある「連続印刷モード」と「サイレント印刷」の記載を参考に、自分のスタイルに合ったスキャン納品の環境をつくったところ、納品作業スピードが格段に速くなりました。

私は、JANコード付きの商品を多種類かつ少量でFBA納品することが多いです。商品種類が多いため、24面に印刷された商品ラベルと間違えがないか突き合わせる作業に時間がかかり、かつ貼り間違いのミスも散見されていました。

そこで、商品を1個づつスキャンし、対応するラベルがそのつど自動で出力されてくる環境をつくりたいと考え、現在は以下のようなスキャン納品をしています。

私が実践しているプライスタースキャン納品(スピード納品)の概要

1.プライスターのFBA納品プラン作成画面で、商品バーコード(EAN/JANコード)をスキャン
    ↓
2.ラベルプリンターからEAN/JANコードに対応するFBA商品ラベルが自動出力され、同時にFBA納品プラン(プライスター上の仮プラン)に商品が自動追加されていく
    ↓
3.出力されたラベルを商品に貼り付け(商品ラベルは1枚1枚自動カットされているので、そのまま貼り付けられます)
    ↓
4.ラベルを貼り付けた商品を納品用段ボールに入れる
    ↓
5.上記1~4を納品する商品全てに実施
    ↓
6.全ての商品のスキャンが終わったら、FBA納品プラン(プライスター上の仮プラン)をアマゾンセラーセントラルに送信して最終的な納品プランとして登録
    ↓
7.納品用段ボールをFBA倉庫に発送

FBA納品する商品は事前に出品登録を済ませておく必要があります。プライスターでは出品登録も簡単にできます。
(参考) 【出品する】機能について | プライスターの使い方ブログ

実際に私のスキャン納品作業の一部を動画撮影してみました。上記1と2の部分になります。連続して2商品のバーコードを読み取り、対応する商品ラベルが自動で出力されているのが分かると思います。

商品のバーコードを読み取らせるだけで、商品ラベルの印刷と納品プランの作成が同時に出来るので、納品作業の手順が根本から変わり(通常は納品プラン作成→商品ラベル印刷の順)、想像以上にスピードアップになりました。また、うっかり別の商品に違う商品ラベルを貼り付けてしまうミスも無くなりました。

特に読み取らせる順番も関係なく、目についた商品を片っ端からスキャンして、出力されたラベルを貼り付けてダンボールに詰めていくだけです。間にパソコンの操作することもあまり無くなりました。

個人的な感想ですが、この環境にしてからは全体的に2~3倍は納品作業が速くなった感じです。また商品のJANコードをスキャンする毎に対応する商品ラベルが出力されるので、貼り間違いも防げて納品ミスも減りました。

通常はあらかじめアマゾンセラーセントラルに納品プランを作成した上で、24面ラベルなどに一括して商品ラベルを印刷し、1個1個対応する商品と照らし合わせながらの貼り付けとなり、うっかりミスでの貼り間違いなどがどうしても起こりやすくなります。

私が利用しているプライスターを活用したスキャン納品の場合、
あらかじめ納品プランを作成しておく必要が無い
バーコードのスキャン毎に商品ラベルが出力されるため、貼るラベルを探す手間が省けて、スピードアップと貼り間違えミスの防止が同時に期待できます

(※プライスターでは1つの納品プランに200SKUまで商品を選択可能です)

プライスターは納品作業の省力化以外にも、在庫管理・商品登録・自動価格改定や利益計算・売り上げ分析などアマゾン販売を長期継続するために必要な機能が備わっているので導入して損は無いツールだと思います。

私のようにJANコードがある多種類の商品をFBA納品している場合、このスキャン納品の環境が作れると楽になる方も多いのではと思います。

そこで、このスキャン納品の環境をどのようにつくったのか何回かに分けて紹介します。

次回(その2)は、事前に準備が必要となる事項について説明します。

(次の記事)

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