検索対象外商品を放置したままにしていませんか?
アマゾン販売をしているときに見落としがちな事項として「検索対象外」商品があります。
検索対象外商品は、セラーセントラルの在庫管理画面でステータスが「検索対象外」となっている商品です。
特に多数の商品を出品しているセラーは、目が行き届かず見落としている可能性があります。
いままでコンスタントに売れていたのに、急に売れなくなったなどの場合などは確認してみることをお勧めします。
検索対象外商品になるとどうなるのか?
検索対象外商品になってしまうと、具体的にどうなるのか?
アマゾンの検索ボックスから該当商品の商品名や型番、JANコードなどで検索しても検索結果に表示されません。また、スポンサープロダクト広告などをつけていても、広告の表示対象外になります。
アマゾン内の管理コード「ASIN」で検索しても表示されなくなってしまうので、通常購入者が見つけるのは、ほぼ不可能です。
検索対象外商品にアクセスする方法は基本的に商品ページURLにダイレクトにアクセスするだけとなります。
こうなると、商品ページにブックマークをしている常連購入者か、販売者だけがアクセスできると考えたほうがいいです。
キャッシュが残っていればGoogle等の検索エンジンからのアクセスがありえますが、時間経過とともにキャッシュも消失すると考えたほうがいいでしょう。
つまり検索対象外になった商品を放置しておくと、販売機会は時間経過とともにゼロに近づくことになるでしょう。せっかく出品していてもこれでは徒労です。
検索対象外商品を検索してみると・・・
セラーセントラルの在庫管理画面で検索
セラーセントラルの在庫管理画面では、検索対象外商品も商品名やJAN、ASINで検索可能です。
ステータスが「検索対象外」となっているだけで、うっかり見落としがちです。
もっと目立つように表示してくれればと、いつも思います。
検索対象外になった上の商品「ASIN:B078Nxxxx」は、以下のように直接商品ページURLを入力してアクセスすれば表示されます。
商品ページ上では特に異常が確認できず、また出品者は在庫管理画面から直接URLにアクセスすることが多いので、検索対象外になっていることに気が付きにくいです。
この商品には5つのセラーが相乗りしていますが、長期間放置されていることから、どのセラーもこの商品が検索対象外になったことには気が付いていないと思われます。
アマゾン販売ページでの検索
セラーセントラルでは検索出来た、上記の「ASIN:B078Nxxxx」の商品は、アマゾン販売ページの検索ボックスでは商品名・JAN・型番等で検索しても表示されません。
また以下の通りASINで検索しても検索結果に表示されなくなります。
Googleでの検索
GoogleでASINを入力して検索すれば、ほとんどの場合検索結果の1番目にアマゾンの該当ページが表示されます。
検索対象外となると、時間経過とともにキャッシュも失われて以下のようにGoogleからも検索結果に表示されなくなります。
検索対象外商品を放置していると、アマゾン内の検索やGoogleなどの外部検索エンジンで検索結果に表示されることが無くなり、購入者は検索・アクセスできません。
セラー側は、セラーセントラルの在庫管理画面上では「検索対象外商品」も確認できるため、特に問題なく出品出来ていると思いがちですが、
購入者側はアマゾン内の検索および、Google等の検索ではアクセスできないことから、「検索対象外」商品の販売機会はほとんど失われていることが分かるかと思います。
セラー側が「検索対象外」に気が付かない限りどうしようもありません。
参考:Keepaのグラフで見てみると
検索対象外となった商品は、ランキングも付かなくなりますので、「keepa」などのトラッキングツールを見ると、ある日を境に突然ランキングの上下の波が途切れていたりします。
検索対象外商品の確認および修正
検索対象外商品を放置して販売機会を失わないために、出来るだけ早めに検索対象外商品を把握して対処する必要があります。
検索対象外商品の確認方法
検索対象外商品は、在庫管理画面ですぐに確認できます。
セラーセントラルの在庫管理画面にあるフィルターで「検索対象外」を選択すれば該当の商品だけが抽出表示されます。
検索対象外商品の修正
検索対象外商品が見つかったら、修正します。
「詳細の編集」をクリック
検索対象外の商品の「詳細の編集」をクリックします。
修正が必要な項目を確認
商品の詳細情報の画面で、「!」がある項目を選択。
この商品の場合は「商品説明」に不備ありと判断されて、検索対象外になったようです。
必要事項を追記・修正
この商品の場合は、「商品説明文」が入力されていないと指摘されています。
商品説明文を記入して保存します。
以上となります。
上に挙げた例では商品説明文でしたが、他にも商品画像・個数・ブランド名・・・・など様々な不備指摘事項のパターンがあります。
検索対象外が修正されたか確認
商品情報の修正が反映されるまでしばらく時間がかかります。
在庫管理画面で検索対象外商品をフィルター
在庫管理画面で再度「検索対象外」でフィルターをして、該当商品が検索対象外に抽出されなくなったかを確認します。
ここに表示されなくなっていれば検索対象外が修正されています。
念のためアマゾンの商品検索ボックスでも検索し、検索結果に表示されるようになったか確認します。
修正が反映されない場合は
商品詳細情報を修正しても反映されずに、検索対象外のステータスのままの場合もあります。
最初にカタログを作成したセラーしか修正できない項目などもあるようで、特に相乗り商品の場合などは修正が反映されない事態によく遭遇します。
その場合は、セラーセントラルのヘルプからテクニカルサポートに「修正したが反映しない」旨を問い合わせてみて下さい。
テクニカルサポート側で全て対処できるとは限りませんが、かなりの割合で解決するかと思います。
相乗り出品が多いセラーは検索対象外商品をこまめに確認しましょう
出品登録した時点では検索対象でも、アマゾンの判断によってある日突然「検索対象外」になってしまうことがよくあります。
また、今のところ検索対象外商品が発生しても、セラーセントラルのトップ画面や在庫管理画面で特別に警告などが表示されません。
特に自分でカタログを作らず相乗り商品が多い場合は、検索対象外商品が発生していないかこまめに確認するようにしたほうがいいかと思います。
放置したままだと、検索されない → 売れない → 値下げ → それでも売れない → 値下げ・・・と、理由もわからず値下げのスパイラルに陥いる可能性が大です。
特に多数のセラーが相乗りしている商品の場合は悲惨です。そもそも検索すらされていないことに誰も気が付かないまま赤字確実の値下げ合戦が延々と繰り返されることになるでしょう。
実際相乗りで出品すると、結構な確率で検索対象外商品が発生します。老舗のベテランセラーなどでも大量の検索対象外商品を長期間放置していることもよく見かけます。
気が付かないのか、気が付いても修正しないのか、誰かが修正するのを待っているのか・・
参考:検索対象外商品を確認する他の方法
検索対象外商品を確認する手順は以下もありますので参考までに。
セラーセントラルのメニューから、
[カタログ]→[不備のある出品を完成]→[未修正のまま完了]→[検索対象外]でも確認可能です。
こちらの方法では、不備箇所を直接追加・修正できるテキストボックスが同じ画面に表示されるので、大量に検索対象外商品がある場合など、短時間で修正が可能で便利かと思います。